Lovelybeerのポタ日記

アラフィフローディのどうでもよい備忘録

歓喜のゴールへ

 大ボス(箱根峠)をクリアしたLovelybeerは

左手に小田原城を見ながら1号線へと…?

 実際は、真っ暗闇でなにも見えなかったです。

 だって午前1時過ぎですし、箱根をクリアできた

事もあり、少し気が緩んだかな?そんな事もあった

ので、あまり気にしていなかったのが正直なとこ

ろ。

 

 

 小田原城の裏から日本橋までは約80Kmぐらい

だという事が解っていたので、25時過ぎに通過

したので、約5時間ほどは持ち時間があるので事故や

パンクなどのトラブルがない限りは、達成できる

と思い始めていました...

 

 

 

 

   強敵が現れました。

 

 

 

 

 それは、睡魔です。

 

 ボスキャラ攻略し、達成の目途が見えてきた…

 たぶんこの辺りが気の緩みに繋がり睡魔を呼んだ

のでしょう 

 

 私の場合、一旦睡魔に襲われるとなかなか

眠気が取れないので、かなりフラフラとなる

ので危なっかしいのです。

 

 自転車の場合は落車に直結するので、直ぐ

仮眠できれば良いのですが、キャノンボール

の途中では、そんなことはできないのは解って

いましたので、ちゃんと事前準備していました。

 

 

 それは

 

 

 眠気止め薬トメルミンです。

 

 

 以前600Kmブルべでフラフラになり

道端のバス停で仮眠とらざるを得ない状況

になったのですが、気温が6度しかなくて

危うく凍死しそうになった事があったので

それからは常備するようにしていました。

 

 

 なので、このピンチの時にトメルミン

飲んで眠気覚ましをしようと…

 

 

 

 結果飲めませんでした。 

 

 

 

 なんで?

 

 

 

 じつは、何時はヘッドチューブバック内

に常備しているのですが、今回に限っては

すぐ取り出すことができるように、わざわざ

背中の財布の中に入れ替えていたのです。

 

 この事を眠気と疲れで、すっかり忘れていた

ようで、正しい判断が出来なくなっていたの

でしょう…

 何度も何度もバッグの中を確認しましたが

どこにも無くて(当たり前)持って来る事を忘れ

たのだと思っていました。(後で気が付きました)

 

 実際かなり眠く、頬っぺた叩いたり、太ももを

つねったりして、何とか意識を持たせるように

していましたが、ちゃんと飲めていればこんな

ことには…ナッテナイヨネ

 

 結果的に事故がなくてよかったですが、直前に

置き場所の変更は無しにしないとダメですねw

なんでも無いときは思い出せるのかもしれませんが

頭が疲れていると想像以上に判断鈍くなるようなので

 

 

 フラフラになりながらもペダルだけは止めずに

回していたので、ゴールが確実に近づいて来てます。

 

 

 茅ケ崎など少し海辺を眺めながら走れるかと思っ

ていました(箱根駅伝で見るところなど)が

普通に街中を走っている感じであまり印象には

残らなかったですね(まあ真夜中走っているので

見えなかったとは思いますが…)

 

 横浜の標識が出てきたのは、ぼんやり覚えていま

すが、この間はほとんど眠気と闘っていたので…

あまり覚えないです。

 次はちゃんと見ながら走りたいですね(笑)

 

 

 はっきり認識しだしたのは、多摩川大橋を渡る時

でした。 やっと東京に到着したと、テンションも

上がった事もあり、この辺りから眠気もとれたよう

でラストランに入った!としっかり頭が動いたのを

覚えています。

 

 いよいよ3回目のチャレンジでキャノンボール

完遂できそうで、ここからはパンク等のメカトラ

だけは頼むから起こらないでほしい、とお願い

しながらの走行に。

(誰にお願いしたのやろ?)

 

 

 

 三田の慶応義塾大学前から東京タワーが見えた時

の瞬間は、二度と忘れることはない位に感動しまし

た。(なので改めて赤羽橋で止まって写真撮影)

 

 実はこの時1号線の方へ行かないとイケナイの

ですが、東京プリンスホテルの方へ入ってしまい

最後の最後でバタバタと(笑)

 

ガーミンはミスコースと出たのですが…まっすぐ

でも行けるやろうと。

 

 なぜそう考えたのか、謎なのですが止まっては

iPhoneの地図をみて確認しながら”うろうろ”とは

しましたが…(結果的にまっすぐで行けた)

 

 皇居のお堀にあたって右折、ここまで来れば

もう大丈夫、もう何があってもゴールできる!

 

 

 日本橋へ到着!

 

 

 遂にゴールしました!!

 

 

 到着してしまうと、もう終わってしまうんだな

まだまだ、走り足りない様な...

    寂しいような... 

 

不思議な感覚でしたが、やりきった思いも溢れ出し

てきて、今までに感じたことがなかった感情でし

た。

 

 Result】

 距離:532.3km

 時間:23時間26分 でした。

 

 ちゃんとサイコンの写真を取れば良かった…

 

 

 

  24時間前に大阪から送り出してくれた仲間に

応えることができてホントによかった。

 

 あとTwitterで励ましの言葉を頂いた方達にも

そのつぶやきが、道中どれほどに心強かったか

ホントに感謝しかありません。

 

 最後に…

 無事にやり遂げることができた

 自分の身体にも感謝して

 

 

 おしまい